フリークライミングの成り立ち

屋内外で楽しめるスポーツとして注目されているクライミングは、初心者でも気軽に始められることもあり男女問わず人気が出てきています。こちらでは、そんなクライミングの中でもフリークライミングの歴史について注目してみました。

フリークライミングの始まり

今では様々な岩登りの総称用語としてよく用いられているフリークライミングですが、その始まりは、アメリカのカリフォルニア州にあるヨセミテ渓谷とされています。

ヨーロッパやアジアのクライマーからも有名なヨセミテ渓谷では、1940年代以前は手掛かりとしてボルトやロープなどを使用して登攀することが主流でしたが、1940年代からはなるべくボルトを減らし、人工物の少ないキレイな岩の状態で尚かつ手掛かりは岩肌のみ、自分の身体だけで登攀する「フリークライミング」というスタイルが生まれてきました。
そして、1970年代に入るまでに有名なクライマーが様々な難しい岩壁にフリークライミングで挑戦し、フリークライミングが定着してきました。

日本での始まり

アメリカから始まったフリークライミングは欧州でも盛んになり、日本でも行われるようになりました。日本での始まりは、日本の青年がヨセミテ渓谷でフリークライミングを体験したことから始まります。

その青年はフリークライミングの知識を日本へ伝え、それをきっかけに全国各地様々な岩場でルートが確立されていきました。そして今では、日本でもフリークライミングの様々な大会が行われており、1998年にはワールドカップで日本人が初の総合優勝を成し遂げるなど、ますます広がりを見せています。

屋内でも楽しめるクライミングへ

フリークライミングは以前までは岩場を登攀することでしか楽しめませんでしたが、近年ではフリークライミングの屋内施設も増え、様々な場所で楽しむことができます。
また、フリークライミングの中でもシンプルなルールで楽しめるボルタリングは、特に人気のあるスポーツとなっています。

日本国内のボルダリング

ボルダリングはヨセミテではフリークライミング紀元と同時に楽しまれていましたが、日本では、ずっとロープを使ったものが中心だったため、あまり馴染みのないものでした。日本国内でボルダリング専門のジムが広がり始めたのはまだ10年くらいで、比較的新しいものです。

ロープを使ったクライミングが中心だった日本でしたが、「岩と雪」という雑誌の72号に掲載された表紙の影響により、ボルダリングが流行の兆しを見せ始めます。表紙の内容は、日本国内で最難関だと思われていた岩場以上に難度の高い岩場を、人工的な手段を使わず登るジョン・バーカー氏の姿。日本国内のクライマーに多大な影響を与え、ボルダリングを始めたい人が増えた結果、インドアでもボルダリングのできるジムが建てられ始めました。

札幌市内でフリークライミングを楽しみたい方は、ぜひウィップスをご利用ください。ウィップスでは初心者の方や女性の方でも安心して楽しめるよう格安料金で入門スクールを行っております。この機会に、ぜひフリークライミングをご体験ください。